2017年6月26日月曜日

『マッキンゼーが予測する未来』で予測しようとしてみたら...

皆さん20年前ってPCとか携帯持ってました?


ぎりぎり持ってたか持ってないか... というのが普通のご家庭でしょうか。


私は18年前にピッチ(PHS)を初めて持ちました。(今や沖縄にだけ生息する絶滅危惧種。)PCも似たようなタイミングだったような気がします。


こうやってPCで当たり前のようにくだらない文章を纏めて、人知れず、でも読みたい人がいれば世界中で携帯からでも読めるように発信しているわけですが、20年前にはこんな世界が来るとは思っていませんでした。


では... 20年後には何が起きているんでしょうね。


そんもん分かるかーーーっ!!!  とか言ってると思考停止になっちゃうので、少し考えみよう。そのためにちょっと考えてみたり本でも読んでみるか、という話です。


まず「何でそんなことが気になったのか」という個人的な思考回路からお話ししましょう。

皆さん何となく「将来ってどんなこと起きるんだろうなぁ」ということは、良く頭の片隅で考えたりするんじゃないでしょうか。

私はそれを少しだけ真剣に考えてみるという期間を設けてみようかな、と思いました。


え?なんでかって?


簡単に言えば、ただの「不安」からです。


MBAから帰ってきてそろそろ4年。日本で普通に一生懸命仕事しているだけだと、たまに世界に置いて行かれそうになるんですよね。


米国のMBAにいると、様々な流行の発生源になっている又は比較的早く到来する場所であることに加え、そういうことに敏感な人間が多いこともあり、何か「今こんな面白いこと起きてるらしいぞ」という話は入ってきやすいのですが、日本の大きな会社で普通にサラリーマンやっていると... まぁーーー入ってこない。


投資ビジネスをやっているので世間一般よりは新しい情報が入ってきやすいが、やはり大企業グループに属していると、「世界の将来は...」とかそんなマインドセットで組織全体は動いていないので、自分から能動的にそういう機会を増やしていかないと視野が狭くなっていく。


(念のため付言しておけば、日本の大企業でも一部の優秀なマネジメントや社員は多角的且つ将来を見通す視点やそのための努力はしていると思うが、組織全体に埋もれていると... という話である。)


目先の案件の話や社内ならではの人事異動の話で盛り上がったり、ゴルフのコンペがどうとか、残業時間がどうとかって話ももちろん楽しいんですが、たまには近視眼的なものを忘れて、世界がどっちに向かってるかとか気にしておかないと、そもそも今の会社や生活が続くかどうかという「重要な前提の継続性」や自分がどういう世界でどんな価値を出していくのか分からなくなっちゃいますよ、と思ったりするわけです。


特に最近は世の中の動きが目まぐるしいですからね。


そこで冒頭の話です。


20年前に想像していなかった世界に今いるわけで。


そして、これまでの20年間よりも更に早いスピードで世界が変わっていきそうだったりして。


すると次の20年後とか摩訶不思議な世界になっている可能性もあるわけで。


シンギュラリティが2045年に来るとか来ないとか言われてますが、来てても変じゃないですよね。


だって約30年後ですよ。


30年前って世界に一つもウェブサイトが無い時代ですよ。


この過去30年でも誰も予想していなかった世界に来てしまったのに、次の30年で予想の範囲に収まるとは思えないですよね。


シンギュラリティよりももう一歩進んだ世界になっている可能性もあるように思います。(それって何なの?と聞かれても、予想の範囲外なので答えられませんが)


そして... おそろしや... 自分は後30年前後は働く可能性が十分あるわけで...


これからの20 - 30年を楽しく刺激的に過ごしていくためには、ちょっと世界や将来に真剣に目を向けないとなー、と。


こんなこと思いながら丸の内OAZOの丸善をフラフラしていて気になった本が、『マッキンゼーが予測する未来』です。




詳細は買ってみて読んでもらえばいいと思いますが、マッキンゼーの優秀なリサーチャー達が、これまでの世界の動きを分析し、これからの世界の方向性や気を付けるべきポイントなどを纏めてくれている本です。


- 世界経済の重心はどこに動いているのか

- 地球規模の高齢化が起きるとどうなるのか

- 破壊力の高い技術とは

- 名前も聞いたことがない企業が世界を取るスピード


こんな感じの話がいっぱい詰まっているのですが、私は「今の世界を前提に物事考えていると置いていかれるから、一回リセットして将来を眺めてみなさい」というメッセージを貰った気がします。


当たり前ですが、この本を読んだからって「おし、将来はこっちだ」と簡単にはなりませんが、過去の成功体験とかに縛られて物事考えてちゃダメな世界に来たなー、という実感は得れました。


じゃあそんな実感を持ってこの先どうするか、という話ですが...


AIとか機械学習の勉強でもしてみようかと思っています。


この先の世界がどっちに向かうのか良く分かりませんが、その未来の世界にAIとか機械学習が相当程度織り込まれた技術が蔓延してそうだな、という気がするので、基礎くらい分かっていないとダメかな、と。


10年くらい前に「英語くらい出来ないとグローバルになっていく世の中で活躍し続けられないかも」と感じたのですが、それに似た感覚。


「AIとか機械学習のことくらい知らないと、会社の経営とか無理でしょ」とかって時代になってしまうかも、という「不安」ですね。


本当はもっと前向きな原動力がいいんでしょうが、私は「不安」だから「努力する」という側面を持っているので、ちょっと勉強してみようかと思います。


とは言え、自分でAIのプログラミングを作れる人間になる必要があるとは思っていないので、そういう技術を持った人と一緒に「考え議論していく力」くらいを得る勉強をしてみようかな、と。


ある程度勉強したら、また何か記事にしてみますね。


今日の記事を要約すると...

「世界の変化が早くて不安になったので、マッキンゼーの本とか読んでみたらもっと不安になったから、とりあえずAIとか機械学習の勉強を始めてみる気になった」

ということでした。

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