MBA受験時代に最も自分を助けてくれた TOEFL Writing。
別途記載した通り、Jackのお陰でほぼ満点でした。
ただ....
だからといって上手い文章がスラスラ書けるわけじゃない!!!!
当たり前ですよね。あれはただのテスト対策ですからね。
MBAやその後も通してWritingについて思っていることをWritingしてみます。
KelloggではWritingの機会は多いです。
どこのMBAでも一緒でしょうが、まずは個人でのレポート提出や論述系テスト。
レポート提出はまだいい。頑張って時間を掛ければ何とかなる。
ただ、制限時間付きの論述系テスト。
これが鬼。
周囲のネイティブスピーカーまたはそれに準ずるやつらがガタガタ物凄いスピードで書き上げて行く中、こちらはその半分以下のスピード。
もはや新幹線の横で自転車を漕ぐ気持ち。
試験時間が終わって皆どれくらい書いたのか聞いてみれば文章量は2-3倍は違う。
こんなんでいい成績取れるわけないだろ!お前らも第二言語でレポート書いてみろ!
付け焼刃の英語でMBAに入るとこういう目に合うわけですね。
なお、試験結果や成績はあまり気にしていませんでした。
別にクリリンが俺はもう天下一武道会に出てもしょうがないって言ってるのとは違いますよ。
試験結果とか成績って別に自分だけの問題でしょ?
良くても悪くても誰に迷惑や利益を与えるわけでもないし、よっぽど悪くない限りは人生にそんなにマイナスにならんし。(アメリカで就職しようとすると、それなりに重要っぽいが)
それよりも、常にグループワークやクラスでのレピュテーション(評判)の方が大事だと思うんですよ、僕は。
結局、「あいつがテストで何点取った」、「あいつはA取った」なんてことよりも、「あいつと一緒にグループワークやったけど、あいつすげぇよ」、「あいつとグループ組むといいぞ」っていう評判の方が、絶対に将来的に頭に残るし、重要なはず。
だから、試験は基本的に手を抜いて、グループワークで全力投球する、というスタイルでやってきました。
MBA1年目はそれで、そこそこ上手くいってきました。
が…、2年目になってさらに問題発生。
2年目になって、ちょっと慣れてきたのでマーケティングや組織論など色々な授業を取ってみよう、と思い幅を広げにいったところ...
なんだか論文執筆系の課題が多い。そういう授業を取ってる自分が悪いんだが。
やはり、洗練された英語でのWritingを求められてしまうと大した活躍が出来ない。
今までは大抵のグループワークの根底に計算やプロジェクションのようなものがあったので、大活躍出来ていたので目をそむけていたところ、やっぱり英語で良い論文書こうとすると…
大して高いレベルの文章が書けない…
遅い…
ってか他の奴のスピードとWritingレベルと比較すると自分のバリューが出しづらい…
参った…
グループワークで役に立たないって思われるような状態は避けられているとは思うが、「あいつ凄いぜ」と言ってもらえるような活躍は、この手の課題では全く出来ない…
なので、ちょっと戦略を変えてみた。
とりあえず英語のレベルは低くてもいいから、ブレットポイントで論点や答えを纏めて早く皆に叩き台を出してあげる作戦。
ん、これ悪くない。
でも、正直これでは大活躍には届かない。
やっぱり理想形は、圧倒的なスピードとある程度の質で第一ドラフトを自分から皆に出すこと。
先は遠いね。。。
ということで、TOEFLとかGMATを乗り切るためだけに得てきたWritingスキルだけでは戦えず、素直に一から自分のWriting力を見直すことに。
当たり前ですが、皆のWritingをしっかりと読んで、「あぁこうやって書くのね」って理解する時間を作ったり。
後は別途2013 Spring Semesterの記事で書いた通り、Writing in OrganizationというWritingそのものの授業も取ってみたり何かして。
当たり前だけど、EXCEL以外でも英語で良い資料作れるようになんないとね。
尚、KelloggとかトップMBAスクールでこんなこと悩んでる日本人は半分以下だと思います。
皆、帰国子女であったり、純粋に頭が良いので書く力が高い、とかってやつが多いですね。
そして、MBA卒業後も英語の契約書やら英語のプレゼン資料作りやらで延々と苦労するわけです。
ただ思うことは...
Writingも結局慣れ以外の何物でもない!ということ。
英語の契約書も「こんなん読める訳ないわ!呪文か!」とか思ってたが、何か月か実直に向き合っていると気付けば似たような契約は読めるようになる。
英語のプレゼンも色んな人のプレゼンを参考に言い回しをマネしていたら、まぁそれなりに形になる。
結局TOEFLもMBAも仕事も一緒。
上手い人を参考にマネする。
マネできるようになったら自分なりにアレンジを入れる。
気付いたら普通に出来るようになっている。
時間は掛かりますが、永遠とこんなことを繰り返して少しずつ成長していくのが正攻法ですね。
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