2016年9月2日金曜日

MBA受験 Interview対策

今回は、MBA受験のInterview対策について。

帰国子女以外の人は、ここでも当然苦労するだろう。日本語で就活するのだって決して楽ではないので、英語でやれ、と言われれば当たり前に大変。

とはいっても、Test同様、対策次第で「良く見せる」ことは出来るので、しっかりと準備して臨みたいもの。

以下、個人的にどのようなInterview対策をしてきたのかを記載します。

なお、卒業後は面接する側も体験してますので、その観点でのアドバイスについてはまた別の当校で纏めようと思っています。どこまでなら書いていいのか悩ましいですしね...。


元々自分が散々面接する側を経験(本業の傍ら採用担当をひたすら計7年程)していたこともあり、また就活時代から面接が得意でもあったので、面接そのものはあまり心配していなかったが、やはり英語でどれだけ上手く答えることが出来るか、が心配であり、それなりに準備をした。ただ、振り返ってみれば、結局日本語で面接を上手くできないと英語でも出来るわけがない、逆に日本語で出来れば英語の表現をしっかり覚えるだけ、というのが感想。フリーディスカッションが主体であまり準備の意味がないHBSのインタビュー以外は、ほぼ全ての面接でそれなりの出来を発揮でき、そのうち大半の学校で合格を確信できた。


また、一部の学校の面接では日本語で話す機会もあったため、根本的な面接力が必要だと思われる。今回の受験で面接力を上げるような対策はしていないが、気にしていた点は以下の通り。


1) 話す際のオーラ。主に声の出し方と表情、ボディランゲージで差がつくと思う。自分の面接している姿をビデオに撮ってチェックしてみたり、鏡の前で練習してみたりすれば、違和感に気づくことができ、自分で修正できるはず。また、言葉の強調、繰り返しや間の取り方でも聞こえ方は大分変わる。


2) ロジカルな論理展開。話すことになりそうな内容については、ひたすらWhy?を考え続ける。なぜこの活動をしようと思ったのか、他の選択肢を取らなかったのはなぜか、結果何を得たのか、何か改善点はあったのか…等。コンサルで言うところのロジックツリーとMECE (Mutually Exclusive Collectively Exhaustive) の発想。


3) 熱意。やはり人間同士なので、熱意は重要。もちろん暑苦しくても良くないので、しっかりと熱意が伝わるエピソードを軽すぎず、熱すぎない程度に伝える。例えば、Visitの際の在校生から得た良い印象や在校生の家まで行って本当に住みたくなった等。


4) 笑い。笑わせることが出来れば、こちらの人間力をアピールでき且つ相手に近づくことも出来る。もちろん馬鹿さで笑ってもらってもしょうがないので、言葉巧みに笑わせる。面白いネタで笑わせても良いが、決して爆笑を誘う必要などなく、修飾語を強調することや話し方だけでも爽やかな笑いが取れることもある。また、ちょっとした会話の中で、鋭い切り替えしで笑わせることが出来ると尚良い。


上記に加え、話す内容も当然に重要となるが、幸いにもカウンセラーのBryanと長い時間をかけて大量のエッセイを作って多くの議論をしていたので、話すネタは自然と決まっており、何を話すか悩んだことはなかった。後はそれを自由に出し入れできるように、インタビューが近づくといくつかのエッセイを何度も読み返したり、ネタや志望動機等を簡単に纏めたり、一人でブツブツ呟いてイメトレして頭に刷り込んでいった。


アウトプットの機会としては、4月からずっとBryanとその手のことを話し続けていたが、それに加えてBryanのインタビュートレーニング(10回まではパッケージに含まれており無料)で実際に模擬面接を繰り返し、まずは彼にアドバイスを貰った。尚、都度インタビュー中のSkypeのビデオ画面を録画し後で送付してくれるので、自分の英語を話す姿を確認し、適宜修正することも出来、彼のアドバイスも自動的に録音されているのでかなり助かった。


Bryanとのやり取りでインタビューのベースを固めた上で、さらにEnglish Village 八重洲校で講師のNishに何度もトレーニングしてもらった。コストパフォーマンスの高さもさることながら、Bryanは信頼しているものの、やはり一人の目だけではなく、多くの人間に見てもらうことで新たな改善点も見つかるので、本当に良かったと思う。たまにKimbalにもトレーニングしてもらったが、彼は変な質問もしてくるので、頭の体操に良かった。


尚、回答の丸暗記だけはお勧めしない。丸暗記してしまうと対応力が減り、また相手にばれるので(採用で面接官をやれば皆さん気づきます)、話したい内容の大まかな流れとポイントだけを紙に纏めて、それを覚えることを心がけていた。


最後に、大半の学校でInterviewをOn-campusでやるかOff-campusでやるか選ぶことができ、大抵On-campusだとAdmissions Officeかそれを手伝っているNative Speakerの学生との面接、Off-campusだと日本在住のAlumniとの面接となる。英語の問題さえなければ面接は得意であったので、英語力でビハインドとなりづらいOff-campusインタビューを常に選択。人によってはAdmissions Officeの方が定型化された質問ばかりで答えやすい、Alumniだと変な人に当たるリスクがある、という意見もあるが、個人的にはそんなことは無かったし、相手に合わせて柔軟に対応しつつ惹きつける面接力があれば、絶対にAlumniインタビューをお勧めする。多少英語が変でも分かってくれるし、ある程度同じ物差しを共有できている相手である可能性が非常に高いので、凄いことは単純に凄いと認めてもらいやすい。(外人が凄いと感じる点、ユニークだと感じる点が日本人とはずれていると思った。)また、幸運な面もあったが、多くのAlumniに会うことである程度情報を得ている、もしくは会ったことがある面接官となるケースも多く、非常に楽だった。


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