2016年8月31日水曜日

GMAT - Verbal (RC, CR, SC)

GMATはMBA受験者の最大の難関と書きましたが、要はこのVerbalセクションを乗り切れるかどうかでしょう。(除く、長期の海外経験を持つ方々又は正規分布の右端の方にいる天才の方々)

もう本当にやってられない問題ばかりです。Official Guideの過去問の答えを見ても納得できない、という世間一般の謎々を遥かに凌駕した意味不明なテストです。

最後の最後まで正解しているか自信が持てないテストは中々ないでしょう。

以下、Verbalセクションについての纏めです。


(2016年8月追記)

以下、一部は筆者が受験した2010 ~ 2011年頃の情報となります。現在とは異なるものがあれば、是非コメント等で教えてください。皆さんのコメントで新たな情報が補われていくといいなぁと思ったりしています。




(以下、2011年ブログ掲載の原文)


Verbal: RC (Reading Comprehension)
・最後まで一番苦労した。一般的にはCRと並んで影響度が高いといわれるVerbalセクション。論文クラスの英語の長文読解であり、設問や選択肢のややこしさはTOEFL Readingの比ではない。予備校に行って学ぶようなものでもなく、ただただ読解力を高めるしかない。

・2, 3回目の受験の際には、全文をしっかり読んだ上で各設問を解き、その際には本文を見直さないで時間節約を図っていたが、当たり前だが決め細やかな理解が行き届かず、4回目から戦略変更(初回と同じ解き方に戻す)。初回に取り組んでいたように、7,8割の理解で全文を読んだ上で、各設問を解く際に該当箇所を読み直しながら解くように変えたところ、Verbalで自己最高得点である36点を取ることが出来たので、これが良かったのだろう。

・選択肢は引っ掛け狙いのものも多く、浅い理解で解こうとすると簡単に引っかかる。しっかりと理解し、「あ、これ引っ掛けたい選択肢だな」と分かるレベルの読解力が身についた頃には、6~7割は解けるように。

・勉強方法としては、おとなしくGMAT OGのRCをしっかり理解できるまで解き、たまにEconomistの記事を読んで、ひたすら難しい英文に慣れるのみ。


Verbal: CR (Critical Reasoning)
・ロジカルシンキングのテスト。RCと同様にCATシステム上の影響度は大きい模様。色々なパターンはあるが、要は論理的思考を図る問題。理由は良く分からないが比較的得意だった。

・こちらも個人的には予備校に行く必要はなく、GMAT OGやGMAT Prepが最も適した練習材料になるはず。尚、GMAT OGの回答は全く納得がいかない場合も多いので、自分なりに理解できるまで何度も間違えた問題を読み直して、納得できるまで解いた。

・ポイントは、「この世界でだけのロジック」と「逆の発想からの絞り方」。世間一般の話ではなく、設問の世界においての条件だけで物事を考えないといけない。また、例えば「この論理を最も強める選択肢はどれだ?」と聞かれた時に、ただ単に強める選択肢がいくつかある中で、「「これが否定されたら逆にロジックが破綻する」という前提を強めている選択肢」が答えになることが多い。つまり、最も重要な前提を見抜き、それに対してStrengthen/Weakenしていくような選択肢が臭い、というのが個人的なコツ。

・尚、あまりGMAT OGやGMAT Prepを遣りこんでしまうと、ロジックの流れを自分で考え出さずに、過去の事例に当てはめてしまいがちになり正答率が下がった時期もあったので、出来るだけ新しい問題に触れることや過去の経験に頼らないことを勧める。


Verbal: SC (Sentence Correction)
・最後まで全く自信が持てなかったセクション。これは独学では無理。YESという吉井先生が経営している個人塾に通ったが、前評判通り日本で最高のSC専用予備校だと思う。もちろんGMAT OGやGMAT Prepでも相当数の問題を解いたが、YESでの知識・ノウハウがベース。

・SC自体はネイティブの外人を引っ掛けるための間違い探しなので、GMAT OGの解説を読んでも全く意味不明。YESではそもそもどういう狙いの問題なのか、何がポイントになるのか、何を覚えておけば解けるのか、をしっかり教えてくれるので、YESで習ったことをしっかり吸収できれば、低レンジの問題ではそうそう間違えなくなる。

・個人的には、そもそも英文法をちゃんと学んだことがなかったので、YESの文法コース(初心者用)からしっかり通って学んだ上で、6月ごろからSCコースでSC専用の講座に通った。お陰でTOEFL Readingで分からなかった文法も分かるようになり、SCのみならず読解力全般にも役立ったので、文法に自信が無い人は文法コースから通うことを勧める。

・但し、どこまで勉強しても高レンジの問題は全く歯が立たなかった。本番での正答率は測ることが出来ないが、おそらく5割程度だろう。尚、Verbalセクションの中で最も影響度が低いと言われるが、序盤で数問間違えたりした日には目も当てられない低レンジへ吹き飛ばされるので、よほどの難問以外はしっかり解けるようになるべき。

・どこまで考えても答えに自信が持てない上に、RC、CRに比べて影響度が低いことから、本番で時間が無くなった時にはSCで時間を稼いでいた。最終的には動詞が多く文章が簡潔なものが答えになりやすいことから、最後の数分でSCに出会った時は、それだけをチェックし30秒で解いたりもしていた。

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