2016年8月28日日曜日

TOEFL iBT - Listening

TOEFL iBT LS (Listening)についての纏め。

大半の日本人には本当に辛いセクション。一番辛かったです。

海外経験が無く真剣に高得点を狙う人は、地道に覚悟を決めて頑張ってください。

途中で泣きそうになることもあると思います。僕は自分の耳は他人とは違う仕組みなのではないかと疑った時期もありました。(多少本気)


おそらくListeningの点数を上げるのに近道はさほどありません。最初から長期戦だと諦めて頑張ってください。どうせListeningの地力を上げておかないと他のセクションも解けないですしね。


(2016年8月追記)

*以下、一部は筆者が受験した2010 ~ 2011年頃の情報となります。現在とは異なるものがあれば、是非コメント等で教えてください。皆さんのコメントで新たな情報が補われていくといいなぁと思ったりしています。



(以下、2011年ブログ掲載の原文)


・Readingと同じく、原則、予備校等に資金をつぎ込む必要はなし。主に使用した参考書及びPodcast等は以下の通り。

- Wall Street Journal This Morning (Podcast): 毎日聞き続けたNews。スピード感や英語のレベルとして、ちょうど良い。

- A Moment of Science (Podcast): 前述の通り、非常にTOEFLらしい内容をScript付でアップし続けてくれる素晴らしいサイト。シャドウイングや音読にもってこい。

- Scientific American 60 second Science (Podcast): 信じられないスピードで難解な英語を話す、凄いPodcast。終盤は、これを一回聞いて理解できるようになることが目標であったが、中々難しかった。


・Listeningは本当に苦しめられた。最終的には後述の「自分なりのコツ」を身に付けて乗り切ったが、まずは単純に頻出単語を聞き取る力や文章全体を読み返さずに一度に理解できる文章把握能力が無ければ始まらない。


・上記の能力を得るために個人的に最も役立ったのは、音読+シャドウイング。具体的にはA Moment of ScienceとScientific American 60 second Scienceが最も有効だった。手順としては、(1) まず一回聞く、(2) 分かるまで何も見ずに聞きなおし続ける、(3) 大体分かったところでScriptを見ながら聞く、その際に音と同じスピードでScriptを目で追う(同じスピードで理解する)、(4) 同じスピードで同じイントネーション・発音で出来るようになるまでシャドウイング、その際に自分が意味を分かっていて話せているかを意識(ただ声を合わせているだけでは意味がない)、(5) 最終的には同じレベルが再現できるまで音読。


・上記の音読+シャドウイングを一日1時間程度繰り返すことで、1ヶ月ほどでリスニング能力自体は飛躍的に向上。但し、TOEFL Listeningの点数を伸ばすには、「効率よくメモを取りながら、全てを聞き取る」力が必要であり、このバランスに相当苦労した。メモを取っている間の内容を聞き逃してしまったり、集中力が切れてしまったり、という感じ。


・最終的に編み出した攻略法は、「ゴッドハンド」。自分の中で、全てを聞きながらもメモが取れる集中力のバランスは、耳90%、右手(含む目)10%の配分であることに気づいたが、おそらくメモを取っている最中は、右手や目に半分近い意識が持っていかれている気がしていたので、それを押さえ込む為に、「リスニング中は左手でヘッドフォンを強く抑え、聞く意識を失わないようにする」というクセを付けた。具体的には、一回も耳からは意識が離れないが、かなり適当に、メモ用紙をしっかり見ることも無いレベルで最低限のメモを取っている、という状況。各問題でメモ用紙を一枚使いながら、ブレッドポイント方式で纏めていくような形(本書のような作りを簡素化したもの)でノートテイキングを実施。方法は何でも良いと思うが、要はメモを取りながらも聞くことから意識を離さないようにすることが大事。これが出来るようになってから(9月以降)は、Listeningセクションで概ね25点以上をキープできるようになった。(文字にすると「こいつバカじゃね?」という感じですが、本当に一生懸命左手くんに活躍いただいてました。)


・Readingと同様にダミー問題が出現する可能性あり(Readingと半々の確率)。7~9問目が存在したらダミーなので、ヘッドフォンを外して、周囲のSpeakingを聞きつつ、Speakingセクションへの準備態勢を整えるべき。


*RD同様、本記事は2011年時点のものであり、ダミー問題の形式が変更された場合はご容赦ください。

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